ライオン

猛獣の息遣いを間近に生命の活力を感じる旅

鋭く尖った牙、生肉を噛み砕く強靭な顎。目の前にいるだけで迫力を感じる。伊豆アニマルキングダムでは、ホワイトタイガーの餌やりや、ライオンと綱引き、サイに触れることのできる特別なプログラムがある。今回の旅で動物達の息遣いを感じつつ、明日への活力を得たのだった。

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旅行記

1日目

10:26 東京駅発

JR東海道新幹線 こだま647号 名古屋行き

11:14 熱海駅着(乗換え)

11:22 熱海駅発

JR伊東線 特急踊り子107号 伊豆急下田行き

やっぱり駅弁も旅の楽しみのひとつ。
熱海駅の乗換えのわずかな時間を利用して駅弁を買う。6番線にある売店でパッケージが目についた『桜海老とじゃこの海物語』駅弁を購入。東華軒のお弁当だ。飛び乗った特急踊り子の車中で少しばかり早いお昼を取った。茶飯のご飯と各具材の量と味のバランスがちょうどいい。具をのせたご飯を割り箸にのせて、一息にほおばると桜海老の香りを追いかけてじゃこの風味が伝わってきた。

いざ、アニマルキングダム

12:18着

伊豆稲取駅に着くとシマウマ柄の路線バスがちょうど待ち構えていた。そのバスに乗って最初の目的地伊豆アニマルキングダムへ向かった。

12:25発

伊豆アニマルキングダムまでは乗車料300円。10分とかからずに到着する。稲取駅からの道のりはこれでもかと坂道を登ってゆく。どれだけ高台にあるのかがよくわかる。
入場券売り場の混雑もそこそこに入園をはたすと、園内マップの看板を見上げ、今日の標的であるホワイトタイガーをいち早く探した。園内はおおよそ左右に分かれていて、それぞれのエリアが橋で繋がっている。右はアニマルゾーン、左は遊園地アトラクションのようなプレイゾーンとパターゴルフなどのスポーツゾーンとなっている。

アニマルキングダム

餌を手にすると動物の視線を感じる

アニマルエリアに差し掛かる通路脇には、動物達にあげるための餌が100円で売られている。コルク形の餌が入ったカップを片手に進むと、一部の動物から熱視線を感じる。何頭かの動物達に放り投げるとすぐにカップは空になった。
そこから少し先に進んだ奥にライオンは鎮座していた。常にうろうろしているようなイメージだったが、よく考えてみれば夜行性なので、昼間はゆったりしているものなのだろう。ガラス越しに見るライオンが、空をじっと見上げているのが何だかとても気にかかった。

ライオン

横たわっていたホワイトタイガーが覚醒する

ご覧いただきたい、この横たわったホワイトタイガーを。無気力なのか、体力温存をしているのか。一見大きなネコのようにも見えるが、この姿からしてあとで目にする覚醒を誰が想像できるだろうか。ホワイトタイガーが肉を食らう画像のアップについては差し控えたい。実際に体感していただきたいからだ。ただし、チャンスは11時と15時の2回、かなりの人気コーナーなうえ先着順なので、早めに集合場所へ行くことをおすすめしたい。

ホワイトタイガー

見上げる高さにあるはずのキリンの顔が目の前に!

また別な場所で小松菜の餌を買った。近づいてきたキリンの目の前に掲げると一気に細長い頭が迫って来た。長い舌を器用に伸ばして、口まで餌を運ぶこと数度。満足したようにきびすを返して向こうへ去って行った。

キリン

思えば、動物園でこんなに時間を費やしたことがあっただろうか、というくらいにじっくりと観察した。図鑑で見る動物達をこれほど間近に感じたのは記憶にない。しかも、ひとり気ままに見たい動物をじっくり見られるのは意外と面白いものだ。
動物達の無垢な生命力に励まされ、明日への活力をもらったように思えた。

16:30

一人旅にもやさしい 心湯の宿 ~SAZANA~

稲取の海沿いにあるホテルに早めに入る。館内ロビーは、ここが稲取であることを忘れそうな南国風の設え。リニューアルして間もない清潔感のあるホテルだ。温かく迎えられて、通された部屋は一人旅向けの洋室シングルルーム。コンパクトだが、たくさんの光が降り注ぐエキゾチック風な部屋だ。誰にも邪魔されず旅を満喫するには十分である。
近頃は一人旅が増えてきているというが、当日の予約して都内から一人でふらりと来られる方もいうから驚きだ。何もせずにのんびり読書などして、思い思いの時間を過ごす。自分へのご褒美は「何もしない」という贅沢の極みだ。このホテルにはお客さまとの距離感を大切にしている本当のおもてなしが垣間見える。

SAZANA

露天からさえぎるもののない海を眺める

温泉は、館内の内風呂の他、はす向かいの本館「東海ホテル湯苑」で14種類のお風呂も楽しめる。露天風呂からずっと向こうまで続く相模湾を眺めていると時間を忘れるようだ。
夕食は海の見えるレストランで。他のお客さんとの間にはつい立てが用意されており、そんなちょっとした心遣いからも一人旅にやさしいホテルであることが伺える。
お客さまの呼吸を見ながらひと品ずつ提供される料理にもこだわりが。特に、稲取名物の金目の蒸し焼き(日によっては兜蒸焼き)は旨味が凝縮されていてリピーターにも評判の一品だそうだ。朝食もきらめく海を眺めながらいただけるのでさわやかな気分になる。

SAZANA

2日目

9:00

稲取漁港 港の朝市

朝食とチェックアウトを済ませると、稲取漁港で朝市が開催されているというので、散歩がてらにのぞいてみた。役場の駐車場を活用して土日と祝祭日に開催されている。魚を中心とした特産品がずらりと並び、買い求める観光客が多数押し寄せていた。無料で振舞われる味噌汁は有名らしく、すでに品切れとなっていてありつけなかったが、それを目当てに来ている人も多いのだろう。稲取といえばお土産にはやはり金目鯛は外せない。ツヤ光りしているのは脂が乗っている証拠。焼けばその脂と旨味が滲み出てくるのはきっと間違いないだろう。

金目鯛

11:00

どんつく神社のご利益とは

稲取漁港をあとにし、息を切らしながら急な坂道を登ると岬の高台にその神社はあった。ここまでの坂道がとても狭くわかりにくいので、ことさら秘められた神社という印象を受ける。まずは、祠の中の見事な御神体にも驚くが、とにかくここからの海の眺望も素晴らしい。御神体の神輿を担いで稲取の町を練り歩くという奇祭が、毎年6月に開催される。子孫繁栄の他、縁結び・家内安全・夫婦和合・無病息災のありがたい御利益があるという。2000年も続く歴史ある祭りだが、地元以外の人でも参加することができるそうだ。しっかりと御利益にあやかりたい人は、ぜひ参加した方が良さそうだ。

どんつく神社から見る海

12:00

稲取のB級グルメ発祥店 かっぱ食堂

昼食は、ここでと決めていた。稲取のソウルフード「肉チャーハン」が看板メニューのかっぱ食堂だ。聞けばこの店が発祥だという。稲取の中華料理店や定食屋には、この肉チャーハンなるメニューがほとんどの店にあるそうで、地元に根付いた真のB級グルメなのだ。
薄味のチャーハンにしっかり味のついた野菜と豚バラ肉の炒め物が盛られている。この豚バラ肉がかなりイイ味を出している。注文から出てくるまでに少々時間がかかったが、電車の時刻を気にしなければならない人は早めに行くことをおススメする。

肉チャーハン

13:23 伊豆稲取駅発

伊豆急行線 特急踊り子108号 東京行 指定席

15:49 東京駅着

行程表


1日目
10:26 東京駅発
↓ JR東海道新幹線 こだま647号
11:14 熱海駅着
11:22 熱海駅発
↓ JR伊東線 特急踊り子107号
12:18 伊豆稲取駅着
12:25 伊豆稲取駅発
↓ バス
12:35 伊豆アニマルキングダム着
15:30 伊豆アニマルキングダム発
↓ バス
15:45 伊豆稲取駅着
↓ ホテル無料送迎バス(要予約)6分
16:30 心湯の宿 ~SAZANA~

2日目
9:00 稲取漁港 港の朝市
↓ 
11:00 どんつく神社
↓ 
12:00 かっぱ食堂
↓ 
13:23 伊豆稲取駅発
↓ 伊豆急行線 特急踊り子108号
15:49 東京駅着

予算

予算 1人 33,780円〜

駅弁 桜海老とじゃこの海物語 880円
伊豆アニマルキングダム入園料 2,000円(HP割引適用)
伊豆アニマルキングダム 餌 100円×2回
心湯の宿 ~SAZANA~ 宿泊料 1名様宿泊(平日)16,000円〜(税別)(料金要確認)
かっぱ食堂 肉チャーハン 950円
●交通費
東京-熱海 JR東海道新幹線 こだま647号 3,670円
熱海-伊豆稲取 特急踊り子107号 2,430円
伊豆稲取-伊豆アニマルキングダム バス 600円(片道300円)
伊豆稲取-東京駅 特急踊り子108号 指定席 5,620円


稲取地図イラスト

取材日:2017年3月5日
※記載の情報は取材時のものです

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