箱根登山鉄道の旅

鉄道の魅力発見、箱根登山電車の旅。

電車の旅だからこそ気づく、旅先の魅力。電車を乗り継いだり、途中下車したり、電車に乗らなければ出会えない景色。鉄道オタクではなかったけれど、箱根を旅して、気付くと鉄道に魅了されている私がいた。

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旅行記

1日目

8:50 新宿駅発

10:40 箱根湯本駅着

10:45

早川のほとりで箱根の自然に触れる

早川

ロマンスカーから川が見えた。箱根湯本駅で降り、川の方へ向かってみる。「早川」というらしい。真っ赤なあじさい橋を渡り、川のほとりで一息つく。空気がおいしい。川のせせらぎと鳥のさえずりに心癒される。
気分がよくなってきたので、思いがけずカメラを手に取り、ひとり撮影会。川のきらめき、青々とした空、早咲きの桜など、風景を撮ってみる。すると、目の前に野鳥が現れた。すぐに動いてしまうのでうまく撮れるかわからないけれど、何度かシャッターを切った。偶然、カメラ目線のかわいい姿を撮ることに成功。なんという鳥だろう(※)。帰ったら調べてみよう。
自然に触れて、いい旅のスタートだ。

野鳥

※写真は「ジョウビタキ」。

11:10

箱根湯本駅を出発!

急カーブで見える前方車両

箱根湯本駅に戻って、ここからは箱根登山電車に乗り換え。駅を出発すると電車は坂を上り始めた。坂も多いけれど、カーブも多い。最も急なカーブでは、私の乗る後方車両の車窓から前方車両が見えるほど! 外にはわずかに雪が残っている。

11:15

塔ノ沢駅からすぐお参りできる深沢銭洗弁財天

深澤銭洗弁天

最初の塔ノ沢駅に止まると、反対のホームに鳥居が見えて思わず下車。と思ったら、無人駅のようで、車掌さんに切符を渡すことに。これはうかつだった…。
見えていたのは、「深沢銭洗弁財天」。気を取り直して、本殿にお参りをする。それにしても、駅のホームから直接行けるなんて珍しい。洗い場には、ちゃんとザルと柄杓も用意されている。私も小銭を洗って清める。
ほかに誰もいないけれど、静かで凛とする。いい旅になりますように。安全祈願。

11:50

大平台駅で見る登山電車ならではの光景「スイッチバック」

大平台駅のスイッチバック

電車内ではガイドアナウンスが流れ、観光スポットや登山電車の解説を聞くと、なかなか勉強になる。
例えば、箱根登山電車で有名な「スイッチバック」。坂がとても急なので、前に進んだり後ろに戻ったりしながらジグザグに登るのだそう。
大平台駅では、そのスイッチバックが見られる。一見、終点なのではと思ってしまうが、ここは電車のUターン地点。電車を降りてみるとこんな感じ。
葉牡丹が咲いていたので、花越しに車体をパシャリ。せっかくなら電車をかっこよく撮ってみたくなる。“撮り鉄”と呼ばれる人たちは、こんな気持ちになるのかな。

12:25

沿線の情緒に浸れるスタジオカフェ・シマ

再び電車に乗り、強羅駅へと向かう。
少し疲れたので、「スタジオカフェ・シマ」で休憩。お店の名前のとおり、フォトスタジオに併設されている。
電車の形をしたケーキがあると聞き、早速注文。

電車のケーキ

「かわいい!」思わず声に出てしまう。
フルーツケーキのまわりに、赤い車体のアイシングをほどこしたビスケット。お皿にはチョコレートで線路も再現されている。
お店の方に話を聞くと、すべて手作りなんだそう!食べるのがもったいない。
苦味おさえめのブレンドコーヒーと一緒にいただく。フルーツケーキなのでしつこくない甘さで、コーヒーにぴったり。
店内では昭和初期の箱根の写真を楽しむこともでき、ゆっくりくつろげる。次第に疲れも緩んでいく。

15:00

自然の中で一人ゆったり過ごす箱根エレカーサ ホテル&スパ

箱根エレカーサ 外観

本日の宿泊先は「箱根エレカーサ ホテル&スパ」。駅から少し離れているみたいだが、送迎車があるということだったので、事前にお願いさせてもらった。なかなかの勾配、急カーブを上って、高台にあるホテルに到着。
ブライダルもやっているということで、かわいらしいチャペルも気になりつつ、チェックイン。お部屋もシンプルながら温かみがあってゆったりできそう。
※上の写真は5月に撮影したものです。

箱根エレカーサ 客室

早々に着いたので、ここぞとばかりにホテルステイを満喫。箱根と言えばやっぱり温泉。大浴場からは、山間を望むロケーションと、箱根強羅温泉を源泉掛け流しで楽しめる。
お風呂上りは、バンブーテラスでぼーっと過ごす。竹のグリーンになんだか癒される。
夕食は、地元の旬の食材を使った本場イタリア料理を味わえる。ダイニングの一人席は窓側を向いているので、箱根の絶景を眺めながら食事ができる。一人旅への配慮も嬉しい。

2日目

9:25 強羅駅発

10:00 仙石案内所前着

10:00

箱根ラリック美術館 ル・トランで豪華列車の旅気分

鉄道旅2日目は、ちょっと趣向を変えて豪華列車の旅気分を味わう。強羅駅からバスに乗って仙石原の「ラリック美術館」へ。

ラリック美術館 ル・トラン

ここでは、ルネ・ラリックが内装を手がけた豪華列車オリエント急行の車両「ル・トラン」が展示されている。元々は南仏のリゾート地行き特急列車「コート・ダジュール号」として活躍していたそう。実際に車両に入って乗車気分を味わったり、車内装飾に使われているラリックの作品を鑑賞できたりする。

ル・トラン 内部

ちなみに、この車両、箱根の地までどうやって運んできたのか? オランダから沼津港へ船で運ばれた後、あの箱根峠を越えて運ばれてきたと言うから驚きである。

11:55 仙石案内所前発

12:25 箱根湯本駅着

旅の最後は「箱根の市」で駅弁購入!

箱根の市 駅弁

仙石原からバスで箱根湯本駅へ移動する。鉄道旅の最後を飾るのは“駅弁”でしょう。 
箱根湯本駅改札前の「箱根の市」では、約40種類もの駅弁を取り揃えている。私は迷いに迷って、「贅・箱根よくばり弁当」を購入。駅弁人気ナンバー1の鱒ずし、箱根山麓豚、小田原かまぼこなど、厳選された地元名産や人気商品が入って充実している。
これを買って、帰りのロマンスカーで堪能したいと思う。鉄道旅をおいしく締めくくりたい。

12:45 箱根湯本駅発

14:20 新宿駅着

行程表


1日目
8:50 新宿駅発
↓ 小田急ロマンスカー
10:40 箱根湯本駅着
↓ 徒歩
10:45 早川
↓ 徒歩
11:10 箱根湯本駅発
↓ 箱根登山電車
11:15 塔ノ沢駅着・深沢銭洗弁財天
11:40 塔ノ沢駅発
↓ 箱根登山電車
11:50 大平台駅
↓ 箱根登山電車
12:20 強羅駅着
↓ 徒歩
12:25 スタジオカフェ・シマ
14:40 スタジオカフェ・シマ
↓ 徒歩
14:45 強羅駅
↓ 送迎車
15:00 箱根エレカーサ ホテル&スパ

2日目
9:00 箱根エレカーサ ホテル&スパ
↓ 送迎車
9:25 強羅駅発
↓ 箱根登山バス 観光施設めぐりバス
10:00 仙石案内所前着
↓ 徒歩すぐ
10:00 箱根ラリック美術館
11:45 箱根ラリック美術館
↓ 徒歩
11:55 仙石案内所前発
↓ 箱根登山バス 桃源台線
12:25 箱根湯本駅着・箱根の市
12:45 箱根湯本駅発
↓ 小田急ロマンスカー
14:20 新宿駅着

予算


予算 1人 34,480円〜

スタジオカフェ・シマ コーヒー・ケーキ 900円
箱根エレカーサ ホテル&スパ 宿泊料 ※女性限定ひとり旅プラン 25,000円
箱根ラリック美術館 入館料 1,500円
箱根の市 駅弁 1,030円
●交通費
新宿駅~箱根湯本駅 小田急ロマンスカー 4,160円(片道2,080円)
箱根湯本駅~塔ノ沢駅 箱根登山電車 360円
塔ノ沢駅~大平台駅~強羅駅 箱根登山電車 360円
強羅駅~仙石案内所前 箱根登山バス 420円
仙石案内所前~箱根湯本駅 箱根登山バス 750円


箱根地図イラスト

取材日:2017年3月29日
※記載の情報は取材時のものです

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